橋梁の使用性に関する調査

大型車通過に伴う地盤振動などの沿道環境問題に関しては、環境レベル(振動レベル・低周波音レベル・騒音レベル)を把握するだけではなく、橋梁構造物の振動も含めた調査を行うことにより、その発生原因の究明や改善策の立案を行います。
【 ジョイント移設工事に伴う振動調査 】
この例では沿道環境保全の目的で実施したジョイント移設工事に伴う計測例です。当該橋梁では沿道住民から振動苦情が頻発したことから、地盤振動とともに構造物の挙動や住民からのアンケート等総合的な調査を実施しました。
この結果、下図のとおり複数の卓越周波数が確認されましたが、このなかで14Hz付近のモードの橋梁振動が苦情の原因であることを究明しました。解析上、各種の検討を行いましたが橋梁本体に対する対策は有効でないと判断されたため、衝撃振動緩和のためジョイント移設工事(延長床版工法)を実施しました。工事後に確認調査を行った結果、問題となる14Hz付近の振動成分の低減が確認されました。

実測振動モード

解析振動モード図

工事前後のスペクトルの比較