活荷重計測(BWIM:Bridge Weigh in Motion) 

BWIMとは
BWIMは,本線の交通流を妨げることなく,橋梁上を通行する車両の軸重等を計測するために開発された計測システムです.BWIMでは,橋梁部材(支点部の垂直スティフナー,主桁下フランジ,床版など)にひずみゲージを設置して,車両通行時に発生するひずみ応答を解析することで荷重計測を行います.BWIMは,1970年代に米国で提唱され,同時期に我が国にも導入されています.
BWIMによる橋梁の維持管理
国土交通白書によると,今後,膨大な量の社会資本の老朽化が問題視され,道路橋も予防保全型の維持管理を行う必要があるとされています.BWIMによって,過積載車を含む通行車両の軸重等の活荷重実態を把握することで,対象橋梁の累積疲労損傷度や疲労寿命を評価し,橋梁別・路線別の疲労環境を基に,橋梁の補修検討や対策優先度の策定を行うことができます.これにより,道路橋の予防保全型維持管理の推進をサポートします.
計測システム・プログラム
BWIMの計測手法は多数ありますが,弊社では主に“支点反力法”により計測を行っています.支点反力法は,山田健太郎 名古屋大学名誉教授や,小塩達也 名城大学准教授らによって開発されたもので,鋼鈑桁橋の支点部にひずみゲージを設置するものです.支点反力法では通常,特別な調査用足場を必要としません.活荷重データの分析では,車両進入側と退出側の支点ひずみピークの発生時刻差から車両走行速度を算出し,ひずみピークの大きさや発生パターンを解析することで,軸重の大きさや車種判定などを行います.
調査実績
当社のBWIMシステムは,平成18年の実橋計測以来,支点反力法の開発者である山田先生からも高い評価を頂いています.近年の高速道路における活荷重実態調査でも採用されており,各道路管理会社様から高い評価を頂いております.
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